海外競馬の基本 イギリス

海外競馬でイギリスは昔から中心に位置しています。日本もイギリスの競馬から基本を学んで国内で発展させたので、世界的に誇れる競馬に成長しました。12世紀に誕生し、1540年にチェスター競馬場を建設しました。チェスター競馬場は世界で最初の競馬場です。海外競馬だけでなく国内競馬でもサラブレッドが活躍していますが、サラブレッドもこの国で誕生しました。17世紀に東洋種の牡馬を在来の牝馬に配合したことが始まりです。

優秀な成績を収めた馬の子孫が別の国のレースで活躍することは、国を超えて競馬が愛される理由でもあります。レースの着順によって賞金の配分が決まるステークス方式など、海外競馬の礎となりました。1791年にはエスケープ事件という衝撃的な事件が起こりました。オッズが2倍かけられていた馬がレースで負け、翌日にオッズ5倍になった同じ馬がレースに勝利したという事件です。

馬主であった王太子ジョージ4世が大量に馬券を購入していたため、八百長だったのではという疑惑がかけられました。この事件を受けて八百長ができないようにルールを厳しくしました。王太子ジョージ4世にはその時の騎手を二度と選ばないように警告するなど、王太子に対してもルールを守ったことがジョッキークラブの権威を高めることになりました。日本とは違ってドレスコードがあるので、初めて遊びに行く人は注意します。男性はスーツ、女性はジャケットを羽織ると紳士淑女として楽しめます。

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