海外競馬の基本 馬券

馬券

フランスの凱旋門賞やイギリスのダービー、ケンタッキーダービーなど、世界には多くの有名レースがあります。改正競馬法で海外主要レースの馬券発売が解禁され、日本国内でも指定された海外レースの馬券を購入できるようになっています。日本の競馬ファンの中には、海外競馬に興味を持っている人も多いです。インターネットが広く普及して海外競馬の情報がどんどん入ってくるようになり、海外レースの発売を望む声が広がっていました。

1999年にエルコンドルパサーがアジアの調教馬として初めて外線賞で2着に入り、凱旋門賞をはじめとする海外競馬に注目する人が増えます。有名なディープインパクトが参戦した2006年の凱旋門賞は、地上波テレビの生中継の平均視聴率が高く、ロンシャン競馬場には多くの日本人が駆けつけて応援をしました。日本の競馬ファンの中には、海外レースの馬券を購入したいという声が多くなっていきます。その後、提出されていた改正法案が可決して成立します。

発売はインターネット限定ですが、凱旋門賞が対象となった初めての発売では40億円以上売り上げて大きなニュースとなります。海外に行った場合は、日本とは買い方やルールが違うので、基本的な知識は事前に頭に入れておく必要があります。最近は、便利なブックメーカーを利用して海外競馬を楽しむ人が増えています。ブックメーカーは、登録も簡単で、日本語に対応したサイトも増えているため、日本でも大きな注目を集めているのです。

海外競馬の基本 購入

これまで海外競馬の馬券を購入するためには、現地に直接足を運ぶか、もしくはブックメーカーなどのサービスを利用する必要がありました。しかし、国内でも一部の海外レースが発売されるようになり、インターネット限定ではありますが海外競馬の馬券を買うことができるのです。さて、実際に馬券を買うにあたって、基本的には国内で馬券を購入するのと同じ形となります。

購入

馬券の種類も国内と同じですし、掛け方に関しても特に変わりはありません。そのため、普段から競馬に取り組んでいる人であれば特に問題はないでしょう。注意点としては、オッズはあくまでも国内での馬券売上を基準に決まることになるので、現地のオッズやブックメーカーの倍率が適用されるわけではありません。そのため、現地ではあまり人気のない馬が、国内では人気になるケースもありますし、もちろんその逆パターンもあり得ます。さて、海外競馬に取り組む上で大きなネックとなるのが、情報量の少なさです。

国内競馬であれば、新聞や記者の予想、さらには過去のレース映像などで簡単に情報を集めることができます。しかし海外となれば、そういった情報を集めるのに一苦労するでしょうし、そもそもどういった部分を見ればいいのか分からない人も多いでしょう。逆に言えば、しっかりと情報を集めた上で、じっくりと研究を重ねることによって、それだけでも大きなアドバンテージとなるので、国内競馬よりも勝てる可能性が高まるかもしれないのです。