海外競馬の基本 ジャカルタ

ジャカルタ

インドネシアには数多くの競馬場が存在しますが、ジャカルタにはプロマス競馬場という競馬場があります。ただし、香港やマレーシアのような海外競馬場とは違い、HP等はないので情報を入手するのは一般的には困難です。まず、基本情報ですが、開催日は日曜日ですが、他地区の競馬場と持ち回りなので、毎週開催ではありません。競馬場に行くには、公共交通機関は発達していないので、タクシーの利用がベストです。ジャカルタの中心部からは15分か20分程度で到着します。できれば帰りのタクシーも予約しておく方がよいです。

レースは1日10レース以上行われますが、インドネシアはイスラム教国家のため、馬券の発売はありません。ですから、当然競馬新聞の類もありません。コースは右回りダートコースのみで、1周1500M、直線は500Mなので、日本でいえば大井競馬場クラスの大きさであるといえます。毎年8月にはインドネシア最大のレース、インドネシアダービーが開催され、全国各地から選りすぐりの馬がプロマスに集まってきます。さて、ここで一つ問題があります。実は現在プロマス競馬場は閉鎖されています。

2018年に開かれるアジア大会の馬術用の競馬場として使用するために大幅な改装工事が行われているからです。政府の方針で、馬術専門のコースに作り替えられるので、大会終了後に競馬場として使用するというわけにはいきません。この辺りは、政府と競馬協会とが交渉中なのですが、存続できるかどうかは予断を許しません。海外競馬では土地の権利関係に絡んで競馬場が廃止されるということがよくあるのですが、一つでも多くの競馬場が残ってほしいところです。

海外競馬の基本 フィリピン

海外競馬の基本フィリピン編です。海外競馬を見てみると、アジアは特に競馬好きが多いです。フィリピンの競馬は、1867年から始まっています。国内には、競馬場が3か所あり、場外での発売もあります。3か所の競馬場のうち、毎日ひとつの競馬場が競馬を開催しています。土日は昼間のレース、月曜日から金曜日まではナイターレースが行われています。レースの数は、その日によって異なります。日本では、WIN5や3連単が有名ですが、フィリピンではWIN7や6連単があります。WIN7は、7レースの1位をすべて当てるもので、6連単は上位の6位までを着順通りに当てるものです。

馬連版のWIN2やWIN3もあります。当てるのが難しい馬券ですが、当たると宝くじなみに配当金が大きく、一攫千金を夢見る人達が馬券を購入しています。日本のようにマークシートがないため、窓口で発券してもらいます。

レース番号と馬券の種類、馬番、各組式の掛け金をメモ帳などに書いて窓口に出すと、券が出てきます。日本の競馬に慣れていると、ルールなどの違いから最初は戸惑うこともありますが、基本的なことを覚えてしまえば問題ありません。競馬場は、日本の競馬場と比べるとレースがよく見えます。新しくできた競馬場では、客席の後ろにテーブル席があり、食事をしながら競馬を楽しむことができます。日本のように自動販売機がなく、窓口販売のみです。VIP席もあり、セキュリティも充実しています。

フィリピン